ハイドロキノン+トレチノインの正しい使い方と濃度の選び方は?


30代以降の女性では顔にシミが目立つ人が多くなります。各種の化粧水やサプリメントなどがシミ対策の主流と言えますが、効果を重視するならメラニン細胞に直接作用するハイドロキノンやトレチノインを使用する方法が人気です。
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シミ対策に使用されるハイドロキノン


ハイドロキノンは肌の漂白剤の別名を持つほど、シミ対策に効果的な成分として有名です。美白成分と言えばプラセンタエキスやビタミンCなども知名度が高いですが、違いはどこにあるのでしょうか。
プラセンタ等の美容成分はシミの予防には役立ちますが、すでに出来てしまったシミにはさほどの効果を発揮しません
これに対してハイドロキノンは皮膚に沈着しすでにシミに化してしまった細胞にも直接作用しシミそのものを取り除く作用を期待できます。
このようにシミの除去と言う強い効能を持つことから、医薬品に指定されています。

ハイドロキノンの使用方法と濃度について

ハイドロキノンは色素沈着還元作用が強力なことは、アメリカでは古くから知られておりシミや色素沈着に悩む女性の間で広く使われています。日本では長く医師の管理下での使用が前提でしたが、近年の規制緩和により一部の化粧品にも配合されています。
クリームなどでは1-5%の範囲で配合されているものが多いですが、濃度とシミ除去には密接な関係がありますが、濃度が高ければ良いとは言い切れません。
敏感肌の人は作用が強く出すぎて皮膚トラブルに繋がりかねないので1-3%程度が適切です。
特に問題が無ければ3-5%を選択しますが、刺激を覚えたら弱めのものに切り替るか、使用を一旦中止してパッチテストなどをしてみてください。

ハイドロキノンの副作用について

ハイドロキノンは不安定な成分なので思わぬ肌トラブルに見舞われかねません。副作用についても確認しておきましょう。
この成分は、皮膚のメラニン細胞を減少させるなどのターンオーバーに直接作用するほどの強い効能を持つため、肌に合わず赤みは掻痒感を感じることがあります。
長期間使用していたり、高濃度のクリームを常用していたりすると過剰な美白効果により、白斑が出てしまうリスクも指摘されています。
過剰使用により一部の皮膚組織でメラノサイトそのものの活動を抑制してしまうため部分的に色が抜け、白斑になるわけです。

ニキビ治療にも使われるトレチノインとは


トレチノインも同様に皮膚のメラニン色素を除去する点で、美白作用をもつ成分と言えます。しかしその作用メカニズムはかなり異なります。
トレチノインは皮膚の新陳代謝を急速に促進し、新旧細胞の入れ替わりを活性化させる作用を持っています。
シミの発生した皮膚をまるごと取り替えて、強制的にターンオーバーを発生させると言う非常に強力な作用を有しています。
この特徴に着目して、酷いニキビの治療にも使用されることもあるほどです。
このように反応が強力なため、使用方法には細心の注意が必要です。そこでトレチノインとハイドロキノンを併用してシミ対策に使用されることが多くなって言います。

トレチノインとハイドロキノンの併用

トレチノインを使用する上での最大の問題点は、新陳代謝を急速に促進することの副産物として、塗った場所に炎症を発生させることです。真っ赤になり、古い皮膚がポロポロ剥落するので悩まされる人もいます。炎症後には色素沈着がおこり黒ずんでしまうこともあります。
そこでハイドロキノンを同時に使用して、炎症が収まった後もメラニン色素がたまらない美白効果を期待することを目指します。
トレチノインによる炎症では強い痒みを伴うことが多く、かきむしると余計に色素沈着が起こりやすい環境に陥ります。シミ対策の上ではハイドロキノンの併用は必須と言えます。

トレチノインの最適な濃度は?

トレチノインは炎症を発生しやすい点を念頭に置いて、使用方法を考える必要があります。気になる箇所に限定して使用し漫然と塗布しないことが大事です。
濃度については、0.1%を基準に使用を始め、副作用が強く出る場合には0.08-0.05%の範囲で下げてみて様子を観察します。
炎症を危惧して薄すぎる濃度では、あまり意味がありません。
皮膚の細胞をまるごと入れ替えてしまうくらいに新陳代謝を活性化させる以上は、ある程度の炎症が出なければターンオーバーに変化が生じていないこと、つまり無効を意味しているからです。

併用して使用する際の具体的な進め方


トレチノインは使用していく中で、皮膚細胞が耐性を取得しシミに効果を持たなくなることがあります。
皮膚細胞が順応した結果ともいえますが、使用の際にはこの特性を留意して計画的に実践する必要があります。
トレチノインは1ヶ月半程度を一回の使用期間として設定し、1-2月程度の休養期間をあける。ハイドロキノンは更に1ヶ月たして2ヶ月半は使用する。

▼1ヶ月長くしているのはなぜ?
皮膚の炎症が治まるのを待つことと、炎症後のメラニン細胞増殖によるシミを防止するためです。
漫然と使用していてはむしろシミを悪化させることもあります。計画的に実践してください。

ハイドロキノンとトレチノインでシミ対策

ハイドロキノンとトレチノインを併用する方法は両成分の欠点を補完してくれるため、シミ対策には効果的方法と言えます。
しかし強い作用を持つため使用方法を誤れば逆効果のリスクもあります。それぞれの成分の特性を理解して計画的に使用しましょう。